ポケモン対戦におけるテンポとは

要約

様々な観点からテンポ概念の使われ方調べてみました。テンポとは有効な行動回数のことが原義に近い意味であり、具体的には対面操作による有利対面の形成や相手の行動を透かすことで行動回数面でアドを取ることをテンポを取るというと考えられます。また、現在ではそれだけにとどまらず交換の強制+交代先に対する圧が高いポケモンにも使われていると考えられます。

きっかけ

テンポという言葉が大変アツそうとの情報を見かけたので調べてみることにしました。

方法として、次のようにいくつかの視点から使われ方を調べてみました。

  • Twitterの皆、特にSV入ってからの最近のポケ勢はどう使っているか
  • 使い始めの人はどのような意味で使っていたか
  • カードゲームではどのように使われているか

具体例から日本語にするのは難しいので説明の形でまとめられているところから見ていきましょう。

カードゲームにおける使われ方

カードゲームの方では古くからテンポという概念が使われています。参考になるかもしれません。

MTG wikiによるとテンポとは次のように説明されています。

テンポ・アドバンテージ(Tempo Advantage)とは、1ターンに使える呪文や能力の回数に関するアドバンテージ(優位性)のこと。手得(手損)。 マナ・アドバンテージに似ているが、使用できるマナの総数ではなく呪文や能力のコストの差を問題にする場合が多い。

例えば双方が5マナ出せる状況で、プレイヤーAが5マナの呪文を唱え、それをプレイヤーBが2マナの対抗呪文/Counterspellで打ち消したとする。 その場合Bは3マナ分他の呪文や能力に使うことができる。 このときBは3マナ分のテンポ・アドバンテージが得られたことになる。

MTG wiki

ポケモンは互いに1ターン1行動、しかも相手と自分が同時に選択するわけなのでカードゲームの概念と対応させるのは一見難しそうにみえます。しかしタイプ相性で無効や1/4にして確定数に影響でないようにしたり、補助技を身代わりで透かすことで相手の行動を1回無駄にさせた=カードゲームの意味でテンポアドを取れたというような状況を考えることもできます。

またサイクル戦の自分攻撃:相手交代→自分交替:相手攻撃→・・・の流れを自分のターン→相手のターン→・・・とカードゲームのターン制みたいに考えれば、有利対面を作って自分のターンを奪い取れる対面操作技はカードゲーム的な意味でテンポを取れる技といえると思います。

うわっきーさんのブログでの使われ方

うわっきーさんが使い始めか少なくともそれに近い位置にいるとのことなのでうわっきーさんのブログでの使われ方を調べてみました。

  • 2021/4 サンダーのボルチェンがテンポ取る行為
  • 2021/5 珠サンダーのボルチェンがテンポ取る行為
  • 2021/11 歌うラッキーカグヤメタモンでテンポを取っていく
  • 2022/2 カグヤがヌオーやポリ2(受け)にテンポ取る
  • 2022/4 先発襷メタモンがカバにテンポ取られない
  • 2022/5 黒バドがザシアンにテンポ取れる&身代わりが電磁波ポリ2やナットカグヤにテンポ取れる
  • 2022/6 ホウオウの身代わりが歌うラッキー入りにテンポを取れる
  • 2022/7 HBマジフレリフレクムゲンダイナ+スカーフメタモンがザシアンの周りにテンポ取れる
  • 2022/8 ホウオウがゼルネザシアンイベルタルの有利技への後出しからテンポ取る
  • 2022/10 電磁波ステロディアルガ&ノーウエポンルギアがサイクルにテンポを取りやすい。
  • 2023/11 対カバディンルーでこちらのディンルーがテンポ取られる

カードゲームとの対応で述べたようなボルチェンや身代わりを使う場面でテンポを取るといった言い方をしていることがわかります。

それ以外の例では2022/4の襷メタモンに関して、カバに化けた際ステロ後に引きが確定するスカーフとの比較で行動回数の不利にならないことを言っているのかと思います。2022/8のホウオウに関しても再生力のために回復技を省いて攻撃できることで実質的な行動回数が増えてるとみなせると考えれば、行動回数のアドをのことをテンポを取るという言い方するという考えと合致します。

Twitterでの使われ方

テンポを取る

Twitterでの使われ方を調査してみました。

まずは「テンポを取る」から検索検索♪

あれれ?テンポを取るという言い方はあまりされない様子です。画像の範囲だけでなく、下の方まで探しに行ってもポケカの話題で埋まっています。

まあ、ここで考察してもあまり意味無いので他の単語で検索してみましょう。

テンポを取れる

取れるにして検索しなおしてみます。

さっきと違ってたくさん出てきました。テンポ取れるポケモン募集もあるのでリプ欄を覗けば具体例も探せそうです。挙げられてたポケモンをざっとリストアップしてみました。ついでなので”取られる”の検索結果も入れてます。

  • 鬼羽ファイアロー、風船サフゴ(身代わり巧み) VSカイリューに対して
  • トリルブリムオン VSルギアに対して
  • ミトムランターン VSカイオーガサンダーに対して
  • チョッキ白キュレム、チョッキディアルガ、ハピ、トリルミミ VSカイオーガサンダー
  • サーフゴー VSガッサに対して
  • 地面タイプ VSコケコに対して

こちらでも行動回数の増加につながるような場面で使っている例がありますが、単純に有利対面取れてる時にテンポ取れているというケースが増えています。

その他の単語の検索

他の人の考察ツイート

考察っぽいツイートも集めてみました。テンポ概念の考察となるとカードゲームの概念の延長として考える人が多そうです。

テンポの意味

いかがでしたか?

・・・ではなく、結局どういう意味なの?ということですが、「行動回数の確保」を基本的な意味と考えて具体的には有利対面を作って攻めターンを増やせる対面操作や身代わりによる変化技透かしなどを指すと考えるのが多くの使われ方をカバーできる考え方かとおもいます。

しかしTwitter等を見ていると、現在ではもう少し広い意味で使われている例も見受けられます。

対面操作ではなく自分自身が有利対面になればいいと考え、単に有利対面なポケモンをテンポ取るという言い方にも拡張しているのがTwitterの例でみたような広い意味での使われ方かと思います。ただし、このように広く意味を取る場合でも相手攻撃自分交替の相手ターンからこちらの攻めるターンを奪い返す必要があるわけなので、相手の交代際の行動は回復技やみえみえで裏に刺さらない行動ではこちらが攻めるターンとはいえないまま相手の交代を許してしまいます。広い意味で使う場合でも単なる受けや流しに留まらず、裏への圧のかかる攻めの行動にすることが出来るという点が共通する”テンポを取る”の使われ方かなと思いました。

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